早期リタイア目指すFIREの必要な金額とその後について調べてみた

FIREの文字とマグカップと緑

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ほなみ

副業アドバイザーの鈴森ほなみです。

会社の定年を待たずに早期にリタイアを目指す「FIRE」、達成することで時間やお金に縛られることなく自由な生活が送れるのは憧れますよね。

株式会社ネクストライフが2021年6月に行った「FIREに興味がありますか」というアンケートに100人中78人が興味があると回答していました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000049880.htmlより引用

では実際にFIREを目指す場合、そのためのお金(資金)や達成後の生活はどうなるのか?が気になったので1つずつ見ていこうと思います。

早期リタイアを目指すFIREとは

FIREとは、アメリカを発端に広まったもので、英語で正しく表記するとFinancial Independence, Retire Earlyとなり、その頭文字を取って「FIRE」と呼んでいます。

Financial Independence(フィナンシャル インデペンデンス)・・・経済的自立

Retire Early(リタイア アーリー)・・・早期リタイア

というそれぞれの意味から、経済的自立をし早期リタイアを目指す方法のことを言います。

FIREするのに必要な金額はどれぐらい?

「FIRE」をするのに必要な金額は一体どれぐらいなんでしょうか?

そのための1つの目安となる基本的なルールが「年間の生活費×25倍」と「4%ルール」です。

https://www.watch.impress.co.jp/docs/topic/1398787.htmlより引用

図にあるように年間生活費300万円でFIREを目指すには、7500万円を投資資金として貯蓄していかなければなりません。

300万円はあくまでも平均値とも言われているため、年間生活費の金額によってFIREの資金も変わってきます。

FIRE資金早見表

http://plac.jp/fudonavi/how-much-fire-is-neededより引用

そしてこの資金は、FIRE後の投資運用するための元本として使い、生活費としてのお金は4%で得た運用利益の中で賄っていきます。

運用利益がでることにより目減りも防げるというポイントもあります。

4%ルールでの運用が必ずしもできるとは限らない

4%の運用利益が必ずしもできるのかというと、そこは難しいことも考えれるのではないでしょうか。

なぜなら投資には、どうしても変動するリスクがついてくるからです。

4%で運用できなければ当然ですが元本は減り続けてしまいます。

不動産投資、資産運用の相談を受け付けている「ふどなび」では、40歳でFIREをした後に資金の運用利益が4%、3%、2%と変化した場合のグラフ化をしていました。

運用別取り崩し額

http://plac.jp/fudonavi/how-much-fire-is-neededより引用

たとえFIREができたとしても、その後の運用利益によっては、貯めた資金が0になってしまうことも考えられるので、投資の方法や収入を得るための別の方法も視野に入れておくことが必要かもしれませんね。

FIRE成功者の7割は仕事を続けている

LENDEXがFIRE成功者に「FIREを決めた理由は何ですか」「FIREにあたり何歳ごろから準備を始めましたか」とそれぞれアンケートを取った結果を発表されていました。

https://news.mynavi.jp/article/20211001-1986654/より引用

FIREを目指している人の多くは、今の生活スタイルに不満を早くから感じているのか、早い段階で準備をされているようですね。

しかしFIREを達成後、早期リタイアしてのんびり自由に過ごしているのかと思えばそうでもないようです。

「FIRE達成後も、労働で収入を得ていますか?」「具体的にどのような労働形態で収入を得ていますか?」の質問で、7割が会社員として働いていました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000053175.htmlより引用

その後を考えておかないと早期リタイアしても暇で仕方がなくなる

FIREを達成し早期リタイアした後をどう過ごすのか、その後の時間の使い方を考えておかなければ暇で仕方がなくなるかもしれません。

President Onlineによると、22歳から65歳まで働きその後退職をした場合、65歳からの平均余命を25年とすると10.9万時間の自由な時間があると言われています。

10.9万時間の計算方法

定年退職後の1日の自由な時間12時間×365日×25年=10.9万時間

ちなみに40歳でFIREを実現した場合は21.8万時間となり、一般的な定年後の時間と比べて2倍の自由な時間があります。

これだけの時間をどのように過ごしますか?

時間はたっぷりあるからゆっくり考えればいいと思うかもしれません。

でも、FIREを実現することばかりに集中しすぎて、その後の人生が暇になるというのは、とてももったいないことですので、その後についてもある程度考えておくべきだと思います。

やってみたいことなど、思いついたことをToDoリストやメモなどに取っておいてFIRE達成後に役立てたり、ヒントにしたりしても良いかもしれませんね。

まとめ

今回は、早期リタイア「FIRE」を目指すなら結構覚悟が必要?その理由とはについて考えてみました。

FIREを実現するには、生活費の25倍というとてつもないお金が必要になるにはとても驚きました。

そしてその貯めたお金を投資の元手として運営し、元手を目減りさせずにFIRE後の生活費を賄うためには、4%の運営利益を出すことが必要など、さまざまな乗り越えなければならないハードルがありました。

またFIRE実現後の時間についても、考えておかなければ多くの自由な時間が退屈に過ぎ去ってしまう可能性もあるので、有効に使えるようにしておきたいところです。

お金にも時間にもゆとりができるFIRE、チャレンジするのは自由ですが、計画をもってやることが大切だと思うので、ゆっくり今を見つめなおしながら考えてみてくださいね。

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