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副業アドバイザーの鈴森ほなみです。
ネットワークビジネスでもそこそこ有名でもあったニューウェイズ。
社名ぐらいは聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか?
ニューウェイズのビジネスに参加し短期間で辞めた過去もある私が、今回ニューウェイズの過去と真実についてとなぜ『やばい』と評されてしまったのか?について遠い記憶をたどりながら書いていってみたいと思います。
目次
ニューウェイズの過去と真実とは?
まずは、ニューウェイズの過去と真実について振り返ってみます。
2001年に日本で正式に開業したニューウェイズは会員数も売り上げも順調に伸ばしていました。
しかし2005年頃から多く増えてきたこと。
それは苦情の数です。
全国にある消費生活センターには約3年間で3千件以上の苦情が寄せられたと言います。
このことを基に立ち入り調査が入ることとなりました。
もう少し詳しく見てみます。
創業者と事業内容を簡単に見てみます。
ニューウェイズの創業者はトーマス・E・モウワー氏とレスリー・ディーアン・モウワー氏の元夫妻です。
1987年にNeways社の前身となるImages and Attitudes社で創業され、1992年に社名をNeways社に変更しています。
2002年に元夫妻は脱税と所得隠し容疑で起訴され、2006年の9月に刑が確定。
翌月の10月に所有権を投資会社(ゴールデン ゲート キャピタル社)へ売却したためモウワー元夫妻との関係は消えました。
事業内容 | 2007年9月時点では世界30か国で事業展開。 ニューウェイズの生化学や薬草学の専門家のインターナショナルチームが研究を重ね独自の調合で製品を作り出している。 |
取扱製品 | スキンケア・ヘアケア・ヘルスケア製品など |
ビジネス手法やプラン | MLMを使ったビジネス手法・ハイブリッド(ユニレベル方式・ブレイクアウェイ方式) |
成長と成功要因にはどのようなものがあるでしょうか?
ニューウェイズが成長した成功要因は報酬プランだといわれています。
ユニレベルとブレイクアウェイという2つの報酬プランを用いたハイブリット方式を導入し、ビジネス会員だけではなく愛用者にも収入が得られる仕組みとなっていました。
実際ニューウェイズが2001年に正式開業してから2006年まで売り上げも会員数も右肩上がりでした。
売り上げは2001年で210億円、2006年で670億円。
ディストリビューターの数では2006年度が最も多く53万人、月平均の新規登録者数も2万~2万5千人いたといわれています。
ただ2007年以降になると、徐々に売り上げも会員の数も減っていき2013年12月期は167億3,100万円、会員数が15万4,810組となっていました。
売上も会員数も減少しつつも10年以上続いたニューウェイズ。
参加していた時によく聞いた話に「ネットワークビジネス(MLM)会社で10年以上続くのは1000分の1社」といわれていたので、そのことを思えばニューウェイズは成功した会社の1つだったかもしれませんね。
ニューウェイズが『やばい』と評される理由
ニューウェイズが『やばい』と評される理由については下記のような事が考えられるかと思います。
- 勧誘をする際に告知をしない
- 強引に勧誘をしセミナーへと参加させる
勧誘をする際には必ず会社名やネットワークビジネス(MLM)ということを伝えなければなりません。
私も経験がありますが、「久しぶり!今度ランチにでも行かへん?」と連絡がきただけで、何も聞かされていないままお店へと行き勧誘を受けたことがありました。
このような経験をされている人であったり、強引にセミナーへ参加させられたことから不信感を抱いてしまった人からは、『やばい』と評されているのではないかと思います。
- ねずみ講やマルチ商法との混同からくるイメージ
ネットワークビジネス(MLM)は連鎖販売取引とされ法律上は合法という位置づけとなっています。
しかし別名でもあるMLM(マルチレベルマーケティング)がねずみ講やマルチ商法と混同され、ネットワークビジネス=マルチ、ねずみ講というイメージが根強くありますね。
勧誘方法とネットワークビジネス(MLM)のイメージからくる『やばい』と評されることを無くすためにも、ルールを守っておこなうことを大事にしてもらいたいです。
虚偽説明と行政処分についてどのようなものなのか振り返ってみます。
虚偽説明では、2008年2月にJ-CASTニュースが取材を行ない記事にされていたものがありました。
例えば、ある会員は、異業種交流会で知り合った人に「事業の立ち上げの話がある」と携帯電話で誘い、内容も教えずにセミナー会場に連れ込んだ。そこで、講師が「日常使っている商品は体に有害で、その影響が少子化社会にまで及んでいる」「ニューウエイズの商品には一切有害な成分は入っていない」などと説明した。さらに、この講師は、ポルシェの前で撮った写真を見せ、「高級車をプレゼントされる」と話し、会員になるよう勧めたという。
このケースについて、同課は、最初に勧誘目的をはっきり言わない、他社の製品は有害で同社の商品のみが安全であるとウソをついた、といった違法行為があるとしている。このほかのケースでも、会員になって友人の勧誘に成功しても、友人が商品を一定額以上買わなければ「ボーナス」が支払われないのに、「絶対もうかる」などとウソを言ったりする違反が見られたという。
J-CASTニュース
経済産業省が2007年9月に立ち入り検査を実施しましたが、改善がされていないということで、2008年2月に3か月間の一部業務停止命令という行政処分を下しました。
ニューウェイズは事実関係を認めお詫びの文章をホームページに載せます。
このとき「会社ぐるみでやったのでは?」といった声もありましたが、真実としては一部のディストリビューターがおこなったことで、会社ぐるみではないということ。
とはいえ活動をしていた多くのディストリビューターには大きな影響となり、ニューウェイズを離れる決断をした人もいたと思います。
会社ぐるみに対しては否定をしたニューウェイズですが、口コミという勧誘方法の難しさが表面化されたように思います。
その後、法令順守の強化やコンプライアンス活動をおこない、2013年7月に公益社団法人日本訪問販売協会への入会承認を受け、公正な訪問販売企業として認められています。
勧誘手法の問題点には何があるのでしょうか?
ニューウェイズの勧誘手法は「口コミ」によるもので、個々に製品やビジネスについて伝え広めていくことを目的としていました。
そして伝える際に重要なのがコンプライアンスです。
このコンプライアンスの意識が徹底されていなかったため、行政処分という結果につながってしまったと言わざるを得ないのかと思います。
モデーアやニューウェイズのことを検索しているとよく見かけるのが、「ワンダーランド」というワードです。
このワンダーランドとはどうやらチームの名前のようで、人数も5000人以上という大きなグループだったみたいですね。
現在では名前を変えられ起業家集団「環境」「チーム」と呼ばれているそうです。
これだけ大きなグループになるには、かなり活動も活発にされていたのではないのかなと思います。
ワンダーランドの問題点には何があったのでしょうか?
- 勧誘をする際にネットワークビジネス(MLM)であることや会社名を告げずに行っていた。
- 会員になるとかかるランニングコストなどが実際と違う
それぞれ具体的にどのようなものかを調べてみました。
まずは勧誘方法についてになります。
調べてみると多くの人が受けた勧誘方法が下記のような感じだったそうです。
- 多くの人が集まる場所で声を掛けられ連絡先を交換する。
- 何度かお茶や食事会に誘われて参加。
- 勧誘者の紹介で師匠と呼ばれる人に会う。
- 本を薦められる。
- 本の内容にある権利収入や不労所得を得るための方法を伝え、入会へと導く。
- 弟子として入会させる。
勧誘時には必ずネットワークビジネス(MLM)であることや会社名を告げなくてはなりません。
告げなかった時点で特定商取引法に違反する行為となります。
次にランニングコストについてです。
- 入会金数千円と年会費の数千円だけ
- 情報を伝えるだけで商品などの買い込みもなく在庫は抱えなくても大丈夫
このような感じで入り口を低くし入会しやすくしていたみたいですね。
しかし実際には最初に約25万円分の商品の購入であったり、報酬を得るために毎月買い込む必要があったりするため、中には借金をして購入されるケースも。
このような問題点が苦情となり全国の消費者センターへ多く寄せらる事態となりました。
一部業務停止命令についてこのワンダーランド問題があったといわれています。
ビジネスとして活動する場合、費用が全く掛からないということはなかなかありませんが、やはり丁寧な説明は大事だと思います。
現在のニューウェイズの状況
現在のニューウェイズはモデーアに変更されているため、会社名や製品などは残っていませんが、ネットではニューウェイズの製品が売買されている状況がありますね。
ニューウェイズからモデーアとしての再出発にはどのようなものがあったのでしょうか?
ニューウェイズは2008年の大きな出来事をきっかけにコンプライアンスの強化をしましたが、勧誘によるトラブルがなかなかなくならない状態があり、立て直す必要があったと思われます。
そこで抜擢されたのが大井盛男氏でした。
大井氏はニュースキンジャパンというネットワークビジネス(MLM)の大手に18年間在籍されていた経歴の持ち主でもあります。
2013年1月にニューウェイズに入社されビジネス・デベロップメント&オポチュニティ統括本部担当兼副社長として入社。
その後2014年10月に社長に昇格されました。
大井氏はニューウェイズの社長に昇格後のインタビューで下記のような事を話されています。
入社当初のニューウエイズはコンプライアンスに傾倒していたので、もっとニューウエイズの良い部分を自信を持って伸ばしていけば、正しい成長につながるはずだと思った。そこで入社して初めて取り組んだのがビジネスプランの構築だ。1年間のビジネス計画を立てて、社内での共有化を徹底した。その計画をトップリーダーに伝えて現場で使える骨組み、言葉に変えた。これをダイヤモンドミーティング、中堅のシニアエグゼクティブなど段階的に伝えていくことで足並みを揃えるようにした。
日流ウェブ
新製品の「トライクア」「トゥルースタイル」も発表から発売まであえて時間をかけるようにした。製品に関する情報を時間をかけて共有することでトレーニングができる。「この製品はこう伝えていく」「伝える際にこの言葉は言わない」などを半年くらいかけて準備して発売日を迎えることで、売り上げを確保すると同時にコンプライアンスの強化にもつながる。
日流ウェブ
ビジネスプランの構築による新たなビジネスモデルを「MODERE(モデーア)」と呼んでいたため社名も同じ「モデーア」へと変更し再出発する運びとなったようです。
ニューウェイズにあった良い部分を残しながらも新しいものを取り入れ変革する部分は、私がやっているブログにもあるような気がします。
モデーアの新しい事業戦略「リブクリーンパートナー」についてみてみます。
モデーアの会員には、ビジネスを目的としたソーシャル会員と愛用者として製品を使うことを主な目的としているカスタマー会員があります。
そこに新しく加わったのが「リブクリーンパートナー」というビジネスになります。
SNSを通じてモデーアの理念や製品を広く発信することで報酬が得られるビジネススタイル
これまでのネットワークビジネス(MLM)とは違い情報発信がメインということで、副業やスキマ時間を活用したいと考えている人に向けてのビジネスとなっています。
登録は専用サイトに登録申請し審査が通れば活動が可能になります。
報酬を得るには、SNSで発信した情報から直接モデーアのショップで購入してもらうことで得られるようになるという仕組みです。
報酬の計算は、1か月に購入した人の数、購入した製品の金額、個人のランクにより報酬が決まるようになっています。
また、登録料、年会費、製品の購入といった自己負担もないので、モデーアに魅力を感じている人なら気軽に始められるのかもしれませんね。
リブクリーンパートナーは、ネットワークビジネス(MLM)ではなくモデーアの魅力や製品をSNSで紹介をするのみの個人事業主という位置づけです。
モデーアの新しい事業戦略「リブクリーンパートナー」の今後に期待したいと思います。
現在のモデーアの評判と評価はどうでしょうか?
モデーアの評判については特に見当たりませんでしたが、ニューウェイズ時代のレッテルがそのままモデーアにもあったり、ネットワークビジネス(MLM)とねずみ講などとの混同による誤解がまだまだあるように思えます。
その一方で製品についての評価は高く以下のような口コミがありました。
- デイクリームはしっとりしながらもふっくら感がある
- ローションは浸透しやすいので少量でもうるおいが感じられる
- 使われている成分が安全なものしか入っていないため安心して使える
- 世界的な第三者機関に認証されているので安心して使用できる
- ウェブショップで気軽に購入できるのもうれしい
主に化粧品やシャンプー、マウスウォッシュについての口コミですが、製品の良さを実感しリピート購入をされている人もいました。
他方面からの評価もあります。
2018年 最優秀ウェイトマネジメント製品賞 サプライサイド・ウェスト米国 「モデーア トリム」
2019年 モンドセレクション 銀賞 「ウェイトマネジメント2製品」
2019年 MAMA&BABY AWARDS ビューティーショートリスト賞 「モデーアロジック」
2020年 GREEN AND GORGEOUS ピュアビューティ誌 エディターズチョイス賞 「モデーア セルプルーフ エッセンシャルズ」
2021年 米国団体サートクリーン主催 クリーンビューティアワード アイケア部門1位 「モデーア セルプルーフ アイクリーム」
製品へのこだわりが多くの評価や使用者への安心・安全につながっていると言えるのではないでしょうか。
ニューウェイズの成功者たちの実態
ニューウェイズの成功者で私が知っている方でいうと名倉正氏です。
名倉正氏の実態を見てみたいと思います。
私が参加していた頃には、既に成功者のお1人として有名な方でした。
当時は人気のセミナーとも言われていたので、名倉正氏のセミナーがあれば会場はいつも多くの人で席が埋まっていました。
一度だけ、名倉正氏のセミナーに参加をしたことがありますが、やはりお話はとても上手く、時には笑いも交えながら話されるので、個人の感想になりますが聞きやすさはあったように思います。
名倉正氏は、日本で正式開業される2001年以前からディストリビューターとして活動され、2004年と2006年にディストリビュータ・ーオブ・ザ・イヤーという大きな賞を獲得されています。
この賞は150万組に1組に与える貴重な賞となっているそうで、この賞を2度受賞した名倉正氏はやはりすごいと言える1人だったのかもしれません。
現在はパーソナルシードコンサルタント、講演家、作家、マネーコーチ、学長、名誉顧問、代表理事、代表取締役と多くの肩書を持たれている方となっていました。
さまざまな経験を活かし2015年には引き寄せ大学(エデュティナーアカデミー)を設立、2016年からJPSA株式会社代表取締役になられ活動の幅を広げられているようです。
引き寄せ大学では、引き寄せの法則にある引き寄せの力をマスターしてもらい、個人の人生を豊かに楽しんでもらいたいということがコンセプトとなっているようですね。
引き寄せ大学についてのホームページがありました
またパーソナルシードは8640通りある組み合わせの中から、個人を表すシードが構成され、センターシード(本質)、フェイスシード(見せたい自分)、ボトムシード(緊急・環境)、コアシード(最も自分らしい自分)がわかるそうです。
私が聞いていた頃は「素質論」というものでしたが、呼び方が変わったのかもしれませんね。
またパーソナルシードを学ぶこともできるようなので、興味のある方は見てみてはいかがでしょうか。
講演やZOOMによるセミナーも現在でもやられており、ニューウェイズ時代と変わらない行動力のある活動をされているようです。
ニューウェイズ商品レビューと評価
ニューウェイズ商品レビューと評価について見てみたいと思います。
@cosmeの口コミの中から多く寄せられていた商品のレビューと評価を抜粋しています。
エグジュラベンスコンディショナー ★7 naominnnさん
口に入っても大丈夫なくらい安全な成分のみでできているので、安心して使えます。
https://www.cosme.net/brands/696/product/?sort=review
使用感は市販のものと比べてサラッとしていますが、予想以上に髪がさらさらになります。洗い流したあとのぬるぬる感もありません。続けて使ってよさがわかる製品だと思います。匂いもかわいらしくてスキ♪
マキシモルソリューションズ ★7 luna015さん
毎朝愛飲しています。
https://www.cosme.net/brands/696/product/?sort=review
コレを飲み始めてからニキビが消え綺麗な肌になりました。
味も悪くなくラズベリーの香りでほんのり甘く飲みやすいです。
風邪なども引かなくなりマキシモルのおかげですかね
その他にも高評価をされていた商品はたくさんあり、リピート購入をしておられる人も見受けられました。
アルティメイト・シャンプー ★2 秋の生活(^o^)丿さん
父が会員で使っていましたが
https://www.cosme.net/brands/696/product/?sort=review
泡立ちはけっこういいです。
でも匂いも苦手だし,サラサラにもならないので
私にはあわないようです(´;ω;`)
リザレクションバイオミスト ★2 よりさんさんさん
ニューウェイズの商品はとにかく敏感肌の私にはピリピリとした刺激が強過ぎました。刺激だけで肌の調子は悪くならなかったので使い続けましたが、刺激が完全に無くなることはありませんでした。肌の調子は良くもなく悪くもないという感じでしたが、季節の変わり目に使用したら乾燥がヒドくなったので使用をやめました。
https://www.cosme.net/brands/696/product/?sort=review
低評価の商品では、「個人的に合わなかった」や「好みの味やものではなかった」というようなレビューが見られました。
まとめ
今回は、ニューウェイズの過去と真実。なぜ『やばい』と評されるのか?について記憶を振り返りながら書いてみました。
一部のディストリビューターが引き起こしてしまったことによるものというのが真実でしたが、結果ニューウェイズ全体として処分を受けるという事態となってしまいました。
この処分は仕方がない事でもあり消せない過去でもあります。
そのことで、『やばい』と評されてしまったことも確かだったかもしれません。
しかし起こったことにしっかりと向き合い、改善を地道に行ったことでモデーアとして再出発されています。
モデーアのこれからに期待をしたいと思います。